※このコーナーは、みなさんのご質問やご意見をもとに執筆されています。どんなことでも、お待ちしています。
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その七拾五 : 満60才のひとりごと(1)
今年の2月2日で満60才となりました。
ちょうどその日は主催する「面の木倶楽部自然観察会」の定例日で、瀬戸市の「海上の森」を歩きました。小雨模様だった朝、20余名の参加者から、お祝いの言葉をいただいての出発となりました。
まだ花はスズカカンアオイだけでしたが、アトリやイカルも観察でき、楽しい一日を過ごせました。
根っからの昆虫少年の私は、トンボ・チョウ・カミキリムシ・ガと興味の対象を変えながら、昆虫観察暦は55年となりました。
高校2年生からは牧野植物図鑑を師匠にして、まず美しい草花から植物の世界に没入しました。
その後、大学の6年間は、樹木・シダ・野鳥と興味の対象も増え、できたばかりの「生物研究会」活動が学生生活の中心となりました。本当に楽しい6年間で、この時得た知識と経験が、今の私を支えています。
何とか愛知県の林業職に合格し、今度は森林・林業が生活の糧となりました。さらに、水生生物・哺乳類にも興味が広がり、まさに「生物何でも屋」になってしまいました。
活動は自然観察会と植物分布地理調査が中心となり、今に続いています。
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(2014.03) |
北岡明彦さんを紹介します
1954年2月、名古屋市熱田区に生まれる。わずかに残る自然の中で「昆虫少年」として育つ。昆虫から植物、野鳥へと得意分野を広げながら、
日本全国を飛び回る。 名古屋大学農学部林学科卒。愛知県林務課を経て、現在豊田市森林課勤務。日本自然保護協会の自然観察指導員。フィールドでの活動を重視し、
一年中、 公私の観察会で活躍。動植物全般の博識と森林の専門家としての教唆には絶大な信頼がある。 その人柄にもひかれて 「北岡ワールド」に魅せられた人々は多い。
『中部の山々1,2』(東海財団)『日本どんぐり大図鑑』(偕成社)など執筆、編集。「面の木倶楽部」 「瀬戸自然の会」を主宰。愛知県瀬戸市在住。 |
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