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その四拾六 : マンガにちょっと登場する動植物(1)ナナフシ
マンガ好きの僕としては、ストーリーの中にちょっと気がきいたエピソードとともに動植物が登場すると、とても嬉しくなります。
そんなマンガのうち私のお薦めナンバー1は、横山光輝作の「伊賀の影丸シリーズ」の「闇一族の巻」です。内容は、江戸幕府のお庭番である伊賀忍者の影丸と5人の村雨兄弟が、幕府転覆の陰謀を図る闇一族の忍者たちと闘うストーリーです。
その中に登場する村雨兄弟の得意とする秘伝忍法が「ななふしの術」です。この術は、潜んでいる場所と同じ色に体の色を変えることによって姿を隠すもので、本当は「ななふしの術」ではなく「カメレオンの術」と表現するのが正しい術です。
ななふしが描かれているのは、敵の隠れ家に潜入した村雨霧丸を捜し出すシーンです。
以前倒された仲間の忍者が残した「霧丸、ななふし」という言葉から、村雨兄弟の秘術を連想するカットに、文箱に入れたナナフシ(絵から見ると正しくナナフシ) が出てきます。
当時、子供心にも「スゲー!」と思ったことを、今でも思い出します。
服を着たまま姿が消えることにちょっと疑問も持ちましたが・・・・。
・・・・カットをクリックするとナナフシ登場のシーンが現れます・・・
・・・・ナナフシの画像は こちら・・・
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(2012.05) |
北岡明彦さんを紹介します
1954年2月、名古屋市熱田区に生まれる。わずかに残る自然の中で「昆虫少年」として育つ。昆虫から植物、野鳥へと得意分野を広げながら、
日本全国を飛び回る。 名古屋大学農学部林学科卒。愛知県林務課を経て、現在豊田市森林課勤務。日本自然保護協会の自然観察指導員。フィールドでの活動を重視し、
一年中、 公私の観察会で活躍。動植物全般の博識と森林の専門家としての教唆には絶大な信頼がある。 その人柄にもひかれて 「北岡ワールド」に魅せられた人々は多い。
『中部の山々1,2』(東海財団)『日本どんぐり大図鑑』(偕成社)など執筆、編集。「面の木倶楽部」 「瀬戸自然の会」を主宰。愛知県瀬戸市在住。 |
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