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■■ ミニ王滝Day  2018.1.27(土) ■■

     凍る滝

よりによって日本列島が寒気に
おおわれた日。
目的は凍った滝
氷点下の世界。

林ファミリーからの
「勇気を振り絞って
遊びに来てください」
に応えて 車一台で
王滝村を訪ねました。

ラブリーの森へ登る途中の
二つの巨大な滝

新滝は入り口から遠望
清滝は氷と水の世界に接近


水しぶきが そのまま
巨大なかたまりになっている。


無数のツララがさがっていて
不思議な風景。



尖ったツララが刃物のようで
なんだか怖ろしい。

ツルッツルの足下に
緊張しながら
滝の裏に
回ってみました。

流れている時には
信者さんが
滝に打たれて修行されるそうです。






ドーン ドーン
ときたま 氷が融けて落ちてくる。

太陽は出ているが
指先がしびれるような寒さだった。



往きは良い良い でも
凍って雪もついた帰り道は
こわごわ下りました。

王滝村の厳しい冬姿を
ほんの少しだけ 
体験することができました。
           (R.62)






■■ 第16回王滝Day 2017.4.30(日) ■■

 スケジュール
 7:30名古屋市内発  10:00道の駅木曽福島  10:50ラブリーアースの森 11:30
 13:10三岳/小奥(昼食・ナメコ菌打ち体験)15:10  16:00開田高原  19:30名古屋着
 参加者のみなさんからのメールでつづります

 ・昨年につづき、良い天気にめぐまれそうですね。
 ヨロシクお願いします!       育代

 ・今日はありがとうございます!
 桜の花見、三度目が出来ました!   大口


山麓ぐるり回って 2017春開墾
桜・御岳山・オオルリ・山菜天ぷら・菌打ち・ソフトクリーム


 ・良いお天気と楽しいお仲間に恵まれ、楽しい一日でした。
 運転をして下さった方、的確なナビで無事に誘導して下さった方、本当にありがとうござい
 ました!
 ・車でご一緒したKさん、貝殻や海藻そして山野草のお話、大変面白いでした。
 皆さん、すごい!
 ・蕗の薹を摘んだり、コシアブラの若芽の天ぷらをいただいたりして「春のいのちをいただい
 た」ことが、体を通してしっかり受けとめられるとよいなと思います。
 ・春の山に点在する桜の風景を沢山観て、日本人がどれだけこの風景を愛し大事にしてき
 たかと想像しました。
 ・目に焼き付けたこの風景を友達にも、私の目に映して見せてあげたい。
 ・王滝村の林さん、色々ありがとうございました。        ケイコ


  ・お疲れ様でした。 楽しい1日でした。皆さん笑顔。
  ・blog拝見、
  本当、岡田さんこちら見てくれていますね。
  ・蕗味噌完成!      HAZUKI

 ・愉快な人たちとの王滝村、とても楽しかったです。
 ・オオルリやクマダナの話は家族にも好評価を頂きました。     M


 ・楽しい1日に、成りました。有り難うございました。    純

 ・今日は本当にお疲れ様でした。やはり、参加して良かったと思います。
 お土産有り難うございます。 色々な意味で!
 ・高原で、彼女の澄んだ透き通った声の歌を聴けたのも最高でした!
 ・この様な機会を与えていただき感謝致します。 先ずはお礼迄。    千葉


 ・ナメコの菌は、大変でしたが十分楽しませていただきました。
 妻も満足しておりました。          N


 ・大変お世話になりました。
 ・自然を愛す仲間と綺麗な空間、山々からこぼれる感動、林さん家族のほっこり感
 ・4年振りの王滝ディでした。 ありがとうございました。     Jun


 ・ありがとうございました! 何やらドタバタしてしまいましたが、いつものように皆さんの
 優しさに包まれ、楽しく1日を過ごすことが出来ました。
 ~2017春 開墾~ は、まだ次節へは進めそうにないかなぁと思いますが、また遊びに
 来てください。春夏秋冬お待ちしています!    事務局/林






■■ 第15回王滝Day 2016.5.8(日) ■■

 スケジュール    7:00名古屋市内発  9:30道の駅「木曽福島」集合  10:00王滝村着
10:30ラブリーアースの森 山菜採りなど
12:00銀河キャンプ場 調理~昼食~交流
13:30王滝村ミニツアー   
15:00王滝村発     18:00名古屋市内着

  五月晴れの王滝Day

 水源の森へさかのぼる、木曽路は新緑が美しかった。集合地の道の駅から、静かな御嶽山の
雪の峰が望め、ホッとする。王滝の山はカラマツのやわらかな緑、ヤマナシ(山梨)の花、平地より
遅い満開のヤマザクラの薄ピンク、トチ(栃)のオレンジ帯びた若葉、ヤナギもシラカバもミズナラも
芽吹き始めたばかり、色とりどりで目にも優しい。
 ラブリーアースの森で山菜採り。ギャップに育ったタラやコシアブラが頭の上の方になっていた。
 ゴジュウカラ(五十雀)ヒガラ(日雀)コガラ(小雀)ヤマガラ(山雀)エナガ(柄長)、芽吹いたば
 かりのカラマツの林は野鳥の声もにぎやかだ。私はキビタキ(黄鶲)カケス(掛巣)を目撃。
 タラの芽、コシアブラ、ハリギリ、ヤマブドウ、フキ、ワラビ、ヨモギ、クマザサの筍、
今回は時期を早めたので山菜の種類も数も多い。
   
 キャンプ場に移動してお昼。採れたてを、塩ゆで、天ぷらで頂く。森のめぐみを堪能。

 王滝村の田中さんがたくさん用意してくださったので、各自の袋に採れた分はそれぞれのお土
産に。キャンプ場の利用料金が昨年の倍に値上がりしていた。登山者や観光客が減っている影
響だろうか。
 午後は田中さんの案内で、清滝まで下りカツラ(桂)の大木を見に行く。落葉すると良い香りを
放つ葉が開き始めで少し赤み、これから七色に変化すると説明があった。樹齢200年という木は
中心の幹と特有の萌芽更新した幹がたくましく、枝に太いヤマブドウ(山葡萄)の蔓が絡みつい
ていた。
 古くからの行者道という林床には、フデリンドウ(筆竜胆)、ワチガイソウ(輪違草)、タニギ
キョウ(谷桔梗)が咲いていて、花好きな仲間を喜ばせてくれた。
 「この間、このすぐ近く車で走っていたら、体長1mくらいのクマが、道端のヤナギの木にもた
れて芽を食べていたよ」と携帯の画像を見せる田中さん。いつも生活している場所とは違う世界
がここにはあるのだ、と今更ながら感じる。
 牧尾ダム湖と御岳を望む村有林の林道へ。長野西部地震復興10周年の記念碑の広場で休憩。
キツツキ(啄木鳥)のドラミングしきり。暑いぐらいの陽射しの中に、ウワミズザクラ(上溝桜)
ヤマザクラ(山桜)が咲いていた。
 噴火や地震と隣り合わせではあるけれど、王滝はいつ来ても感動をもらえる。困難さの中で
水源を守ってきた人々のくらしと自然がどっしり構えているからだろうか。
 参加されたみなさんから、帰宅後つぎつぎとメールやお手紙を頂いた。当日の画像と共に紹
介します。   (事務局/R)

      素晴らしい青空のもと 山菜とり、御嶽山、
      役場の田中さん、しゅう君の揚げた天ぷら、
      美味しかった!かつらの巨木に 感動。
      有り難うございました。   (純)
   ・今日はありがとうございました!やっと初参加できました!楽しい1日でした。
    お疲れ様です!
   ・今日思った事!ラブリー・ァースに集う方々は個性的な素敵な方ばかりですね!
    その中の一員に居る事がとても楽しいです。           (大)5/8
   ・今日は大変興味深く、また楽しい一日でした。山菜が楽しみです。
    ありがとうございました。             (N)5/8
   ・昨日はタラノメの天ぷらとワラビで、大変美味しくいただきました。
    料亭の天ぷらをはるかにしのぐ味わいでした。    (N)5/9
王滝村 とても楽しかったです
天気にも恵まれ 若葉がさわやかで
なつかしい林さん家族とシャドウちゃん 親切にしてくださった役場の田中さん
カツラの大木 何人の人が手をつなげば一回り出来るかしら・・・4人?5人?なぁ~んて考えちゃ
いましたコシアブラやタラの芽の天ぷら リクエストしてオオバコの天ぷらもつくってもらいました菜の花の漬け物おいしかったぁ~
さし入れの煮物や皮も種子も取り除いた甘いブドウ
車の運転してくださった人 お疲れさまです
みなさんのおかげで本当に楽しい一日でした
本当にありがとうございました。

自然が そして みなさんのが心身ともに ついでにフトコロもゆたかでありますように
おみやげのタラの芽とコシアブラ 家に帰っても幸せ 💛 💛 💛
天ぷらおいしい コシアブラ大好き 💛 💛 💛           (Mie)
      とても楽しい1日でした。
      天ぷら本当に上手揚がっていてどれも美味しかったです。
      昨日は素敵な計画ありがとうございました。   (HAZUKI)5/9 
雪の残る御嶽山を真近に望む王滝村ラブリーアースの森、楽しい一日でした。
御嶽の雪の白、木曽ヒノキの濃い緑、芽吹いたばかりの若葉色、桜の淡いピンク、春の山の景色を存分に楽しませていただきました。

一年ぶりに会う林さんご一家の子供たちの成長ぶりを見るのも嬉しいことでした。

山の中での山菜採りに夢中になったこと、渋くてハンサムな王滝村の田中さんのご案内で大きな桂の木を眺めたこと、揚げたての山菜の天ぷらをいただいたこと、本当にお世話になりました。
車を運転してくださったみなさん 
ありがとうございました。   (ケイコ)





■■ 
第14回王滝Day 2015.10.17(土) ■■



事務局リポートをお届けします

スケジュール   7:20名古屋南発 ~東名・中央・R19~ 10:00道の駅「木曽福島」~10:40王滝村着 ~11:00ラブリーアースの森 ~12:30「ひだみ」~14:20自然湖 ~ 16:00王滝村発~ 19:00名古屋着解散

心配していた空模様も上々で、とっても楽しい王滝Dayとなりました。

牧尾ダムは青緑の湖面が鏡のよう、まわりの山々を映し出していました。御嶽山、今日は9合目より上は雲の中、向かって手を合わせました。
元気な林さん一家と合流し、本道からそれてラブリーアースの森に向かえば、ヤマナシ(山梨)・
クリ(栗)・クルミ(胡桃)・・・・一時停車、途中下車たびたび・・・。


紅葉の枝にヤマナシの実り



道路に散らばったヤマナシの果実
少し渋かったけど間違いなく野生の梨
エモノを探す面々


 部分的なカラマツの間伐からもう5年、実生の木々がずい分育って、訪ねるたびに森の姿が変わります。
 カラマツ(唐松)・ミズナラ(水楢)・トチ(栃)は黄葉がちょうど美しく、青空に映えて何度も「きれいきれい」。

 今年がたぶん最後のナメコ、原木もだいぶ痛んでしまいました。
 3年間ありがとう。ほんの少しずつでしたが、名古屋からの参加者5人で分けました。


カツラ(桂)の黄葉


   今年は多くのガマズミ属が凶作とか。
  いつものオオミヤマガマズミ(大深山莢
  迷)貴重な実を「果実酒用」に頂きまし
  た。

   ヤマブドウ(山葡萄)は時期を逃し、
  残りの一房を見つけて、2粒ずつ。
  美味しかった。(夢中で撮るのを忘れ
  ました。)




 林道沿いには、ススキ(芒)・ノコンギク
(野紺菊)・リンドウ(竜胆)・ワレモコウ
(吾亦紅)など秋の草花が咲いていて、これ
もうれしい出会いでした。



 今年は、初めての“お昼は食事処「ひだみ」で王滝の郷土料理を食べる”が一つの目玉企画でした。ミズナラのどんぐりを手間かけて粉にし、混ぜて作られたお餅やパンは、どれも食べやすく工夫されていて、珍しく、美味しかったです。

 根菜中心の郷土料理「おおひら(大平)」や笹に包まれたきびもち(黍餅)と栗おこわ、お腹いっぱいいただき大満足。どんぐりパン・どんぐりクッキーはたちまち人気売り切れ。



 食後は自然湖(長野県西部地震で川が
せき止められてできた湖)まで足を伸ばし
秋をたっぷり楽しみました。

    

   



  途中で王滝村役場に立ち寄り、田中さんに
 キノコのお礼。最近の村情報。
  「ダム湖の水の色がおかしい。昨年の噴火
 で流された火山灰が底に溜まって、すごい色
 になった」「今年は森の実は豊作、クマもまだ
 里には下りてきていない」「キノコも豊作だけ
 ど、ちょうど今は端境期」

たくさんの収穫を持って、王滝を後に。
不思議色のダム湖を過ぎ、サルの群れに
も出合い、国道19号に出る手前で、山と道
をはさんで大きな虹がかかりました。
 完全な180°アーチをくぐって、みんなま
たまた大感動。
 最後までにぎやかな王滝Dayでした。
 来春は何が出るか、お楽しみ。 (R)


帰宅後と後日届いたKMさんからのメールの一部を紹介します。(事務局F)

 ・帰りついて、いろいろ処理したり整理して、改めて収穫の多さに!!
  楽しい一日に感謝します。明日ガマズミを漬けたり、蕗を何とか・・・。
  では、また。 (10/17)

 ・ガマズミ酒、伽羅蕗、上手にできました!伽羅蕗最高!!なかなか高くて
  買えない味をはるかに超えてる。病みつきになりそうです。 ガマズミ酒は
  赤くなり、楽しみです。 今度は七宗で。  (10/22)






■■ 第13回王滝Day 2015.5.24(日) ■■


    いつもは春の王滝村も、今回は初夏
    王滝Dayのようすをお伝えします

曇り空もしだいに晴れ、「道の駅木曽福島」で車4台、14人が合流しました。
御嶽山がよく見え、煙も上がっていました。昨年の噴火以来の王滝村です。
松原スポーツ公園の献花台へ名古屋から持参の花を供えて、被害に会われた方々へ手を合わせました。

新緑の山岳ロードを銀河キャンプ場へ移動。王滝村に一家で移住して4年、昨春新しい家族も増えた林さん一家5人と合流。
悟子さんが用意してくれた朴葉寿司でお昼をとりました。
地元の季節のおやつ「朴葉巻」のつくり方を教えてもらって、みんなで挑戦、蒸してもらっている間にラブリーアースの森へ。
シンボルのトチやミズナラ、その幼木やカツラやハリギリなどを観察しました。
風雪で倒れたカラマツ、つる植物や低木が茂ってジャングル状態。みんなで薮漕ぎ、めったにない森を楽しみました。
もちろん、時期は過ぎたもののタラの芽、コシアブラ、ヤマウド、ヤマブドウの新芽、ワラビ、ギボウシなども忘れず収穫。
キャンプ場へもどり、採って来たばかりの山菜を天ぷらに、朴葉巻もできあがって、第2弾のお昼です。
シラカバとレンゲツツジ越しに、ずっと煙の上がっている御嶽が見ることが出来、さわやかな風のなかでにぎやかな時が流れました。
記念写真のあと3時ごろ解散になり、各車ごとの別行動で帰路へ。
うち2台8人は、清滝から御嶽神社里宮へ。
樹齢300年のヒノキやサワラ、コウヤマキの巨木の下、息あがる368段を何とか登りきって、王滝Day初めてのお詣りをはたしました。
        

最後に、王滝村応援のプレミアム商品券での
お土産、お買い物も忘れずに。 (事務局R)

みなさんから感想を頂きました

・おだやかな日で、ゆっくりしました。
・全体に大変良かった。特にラブリーアースの森の散策。
・楽しくすごさせていただきました。
・色々な植物も教えてもらい、ありがとうございました。 (初/まつばら夫妻)

・王滝村は昔スキーをしてた頃以来。めったに来れない遠くへ連れてきてもらって、みなさんと
 食べておしゃべりして、おやつを作って、緑の中を体験できて、こどもたちも一緒で、リラック
 スできて楽しかったです。      (初/KN)
・初めて参加しました。新緑のカラマツ、シラカバ、ミズキ、カツラ・・・・きれいでした。
・道なき道を歩いて食べられる木の芽や山菜をとって、ワイルドな体験楽しかったです。
・朴葉寿司、朴葉まんじゅう、山菜天ぷら、美味しかったです。
・林さん御一家のみなさん、大変お世話様でした。ありがとうございました。
・車を運転して下さったみなさん、ありがとうございました。   (初/ケイコ)

・最初の頃からのサポーターですが、やっと念願の王滝村ラブリーアースの森の中を歩くことが
 できました。
・どんな所へ行ってもその地の神社を訪れることにしています。今回初めて御嶽神社の里宮へ
 お詣りできて良かったです。              (初/m)

・朴葉ずし、いろいろ具材が入っていて、こんなに作って頂いて大変でしたでしょう。
・林さん一家には今日一日お世話になりました。
 うちの孫にもゆっくり過ごさせたいです。長男の林君のこれからが楽しみ。
・キャンプ場付近はまだ芽吹いたばかり。上溝桜が満開、山藤も満開。
・ラブリーアースの森の中をかきわけての観察会。天ぷら用の山菜採り。山ぶどうの新芽は
 ちょっとすっぱくてもちもちの天ぷらでした。    (2回目/HAZUKI)


・王滝村は林さん一家に会えることも楽しみ。みなさん元気で、和ちゃんにも初めて会えて嬉し
 かった。
・ラブリーアースの森では、タラノメとウルシを間違えて採って、焦りました。もう今度からは
 ダイジョウブ!・・・かな?            (3回目/モモ)

・山に来れただけでも大変よかった。天気も良かったし。
・林さんところの子供さんが手伝って下さって、上手に子供さんを育てられているのに感心しま
 した。
・おすしもおもちもおいしかったです。ありがとうございました。 (3回目/Mie)


初めて ご一緒した 緑区のファミリーから
・「相生山の四季を歩く会」で案内をいただいて、王滝村に行きたくて参加しました。
・お天気にもめぐまれ、皆様と楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございまし
 た。
・もう少し自分自身で勉強してみたい(花の名など)と思いました。  (母)

・いろいろな山菜などが少しわかってよかった。   (中3/兄)
・たくさんの植物の名前が覚えられた。
・山菜が思ったよりおいしかった!!        (中1/弟)

・山菜の天ぷらも朴葉まんじゅう、おすしもおいしかったです。
・アットホームで楽しかったです。
・これからも続けていただきたいと思います。     (父)


翌日 ケイコさんからメールが届きました
 昨日は王滝村の一日をありがとうございました。
 またまた素敵な出会いがたくさんありました。
 人・木・花・・・
 ラブリーアースの森の自然の一部となって楽しむことが出来たように思います。

 初めてお会いした、林さんと奥さんと大きな中1のおにいちゃん、小2の元気なお姉ちゃん、1歳のお嬢ちゃん。もうひとりお姉さんがいらしたのね、会いたかったわ。黒い毛むくじゃらの大きな大きなワンちゃん、オトーサンに顔がそっくり!

 王滝村の自然を手いっぱいに広げて享受し、家族みんなが生き生きと生活を楽しんでいる様子が伝わってきてほほ笑ましかったわ。大好きですとお伝えください。

 もうひとり見つけました。めずらしいシダを見つけては 歓喜の声を何度も上げている人・・・ シダのこんな世界があったのかと目をみはりました。シダ女さん ありがとうございました。これからも どうぞ楽しみを分けてくださいませ。

 ときめきに年齢制限もないし対象に制限もない!と感じました。
 内容の濃い一日で、私は最後まで体力が持ちませんでしたが、またみなさんの後を追いかけて行きたいです。よろしくお願い致します。

事務局から

昨秋の御嶽山の噴火、名古屋のフィールド相生山の
道路をめぐる状況などで、久し振りの王滝村。
春の王滝Dayは2年ぶりでした。

 心配していた雨も、19号線の渋滞もなく順調すぎた?スタート。 いきなり・・・慣れない車のアクシデントで・・・この先どうなることか・・・ご心配かけましたが、みなさんに助けていただいて、おかげさまで楽しい一日になりました。ほんとうに感謝です。

 王滝村も相生山と同じように春のスピードが速く、恒例の山菜天ぷらは朴葉ずしと朴葉
スイーツに変更。それでもあきらめきれない面々は、森から名残り頂いてきました。

 今回は事務局メンバーの個別事情が重なって、参加されたみなさんのそれぞれの期待に応えられる準備が出来たか不安でした。それでも笑顔で山を下ってくださったので、本当に嬉しかったです。

 王滝Dayの楽しみの一つは、もと愛知県民の林ファミリーに会えること。今回のヒーローは、中学生になった長男のシュウ君。道案内も森案内も大いに助けてくれました。

 次回は秋の王滝Day。
 4年前に伏せた原木ナメコは未だ発生するハズ?
 森の管理人、林さんからの吉報を待って。
 みなさんお楽しみに。     (y)






■■ mini王滝Day 2014.9.27(土) ■■


 水に恵まれた王滝村の森林浴。
 思わぬナメコの収穫。ガマズミ
 や山葡萄を摘まんで秋を満喫。

 自然の素晴らしさと厳しさを身に
 しみて学ぶ一日になりました。


しかし、刻々と入る御嶽山噴火情報に
皆さんご無事でと・・・。 (K.T)

 お亡くなりになった登山者の皆さんのご冥福をお祈りします。  (R)





■■ 第12回王滝Day 2013.10.20(日) ■■


王滝Dayの感想・メッセージ
 ** 帰途の車中・帰宅後の電話・翌日以降のFax・メールなど、参加者の声です **

・雨で小寒かったですが、熱いキノコ汁は最高に美味しく心身ともに温まりました。
又の機会を楽しみにしております。(か)

・勇気を出して参加して良かった。森を守るとか、観察や調査とか、そんな大それたこと自分には出来ない・・と思ってました。
 王滝の森は楽しかった。また行きたい。
 今度は山菜の春!   (J.Y)
  

・初めて森の中でナメコを見つけて採る、女の人たちの眼がキラキラ耀いてたのが印象的。
むずかしいこと抜きに、自然の中で遊んで気持ち良ければ、それでいいんじゃないかな?!
ヤマブドウには滅多に出会えない、高切りバサミ持ってたら・・・・。   (おかだ)

・ラブリーアースの森の中には沢山の自然の恵みがあることを実感できました!
 昼食の時は、役場の田中さんのお話で、初めて聞く話が多く面白くお聞きました。
 林さんの奥様のなめこ汁は、冷えてた身体が大変温まり美味しかったです。お子さん達にも癒されました。
 山梨は、今食べてみたけど苦みがあり、どう使おうか思案中です?
 車中では、様々な話を聞かせて頂き、よりラブリーアースに親しみを感じる事になって嬉しいですね。これからも 宜しくお願いします。 (純)

・昨日は楽しい一日、ありがとうございました。心も食欲も大変満たされました。
 皆様の優しい気持ちに、感謝感謝です!!
 朝から降る雨、彩る紅葉、初めて見るヤマナシ・ヤマブドウをほお張ってみる。裏切る事がない自然。だから大切にしたいと、改めて思わせてもらえた、そんな一日でした。 (E.H)

・昨日は ほんとにほんとに ありがとうございました。
 雨などなんのその「美味しかった!楽しかった!」です。  (裕)

・初体験のきのこ採り、お話、家族でのお持て成し等々、自然と町での生活の違いを感じ・・・・楽しい1日を過ごすことが出来、有難うございました。   (eiko)


・先日はほんとうにありがとうございました。
 雨は残念でしたが やはり王滝の自然は素晴らしかったです! 特にナメコを実際に素手で、ヌルッとした感触を感じながら取ったり、マタタビやガマズミの実を食べたりした経験はすごく新鮮でした。その時は雨の降っていることも忘れるくらい夢中でした
 そして自然の恵みであるキノコや野菜のたっぷり入ったキノコ汁の美味しかったこと!!冷えた身体に温もりが広がりました。そんなご馳走を王滝に移住された林さん一家がお子さんまで総出で準備してくださり、王滝役場の田中さんが自然豊かな王滝ならではのいろいろなお話をしてくださりと、王滝の人との温かい繋がりをも感じました。
 私はまだまだ自然に癒されているだけの初心者ですが、今回の参加でいろいろな方々の生き方や活動やお話を聞き、皆さんすごいなぁと感心してしまいました。でも自分の出来る範囲以上のことをやろうとすると続かないので、時々こういう会に参加させていただけたら嬉しいです。お世話してくださる方々に感謝、感謝の1日でした。  (加藤)

皆様
 遠路遥々、お出掛お疲れさまでした。
 “恵の雨”の中のイベントになり、より一層思い出に残る1日となりました。
 初めてお会いする方、何度目かの方、何度もお会いできている方、
 皆さんの“心地よい気持ち”に触れて、林家一同、いい1日を過ごせました。

 ・キノコ汁をたくさんお代わりしていただき、「おいしい!」と言っていただけたので、
  良かったです。 satoko
 ・あんまり参加できなかったけど・・・楽しかった。 shusuke
 ・キノコ汁を作るのが楽しかった。 kotona
 ・キノコ汁をみんなで食べて、楽しかった。 ibuki
 ・またお会いできる日を楽しみにしています。 Mototaka (ラブリーアースの森管理人)

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自然は いつも やさしく 心地よいとは限らない
雨や雪が降り 風が吹き ときには大災害も引き起こす きびしい顔も見せる

今回の王滝Dayは これまでとは違った 自然の別の面を味わう 1日となった
でも その日でしか 知りえない 悦び 楽しさも たくさんもらって帰ってきた

カラマツ林を群れ成して飛んでいた エナガ
つややかな食べ頃 黄色い実にも 雨つぶ マタタビ
濡れて ルビー色に耀く ミヤマガマズミ
ひそやかに しっとり黒々 ヤマブドウ
落ち葉の道に 黄褐色 散らばった ヤマナシ
林床 光るぬめりが 食欲をそそる ナメコ

しとしと雨の日しか 見ることが出来ない 当日限定の 出合いがあった
あるがままの自然を 全身で受け止め 自然の中の自分を めいっぱい感じる
そんな 王滝Dayだった

決して人の意にはならない 自然
その自然に 抱かれて 生きる 人のやさしさ









■■ 第11回王滝Day 2013.5.25(土) ■■

 5月25日、晴天、さわやかな一日。例年より1週間遅れの春の王滝Day、総勢19人。
 ラブリーアースの森は、カラマツもすっかり芽吹いていました。間伐後の林床に幼木たちも背の高さを超えて大きく育ち、森の中は歩きやすくなっていました。


     ミヤマエンレイソウ
    
ベニバナイチヤクソウ


   サクラスミレ

 チゴユリ・ミヤマエンレイソウ・マイズルソウ・サクラスミレ・タチツボスミレ・ニョイスミレ・ベニバナイチヤクソウなどが清々しい花をつけていました。
 ウグイスやコルリの鳴き声が響き、樹間をカケスが青い羽を輝かせて横切っていきます。
 平地より1ヵ月遅れの季節、登っていく道ではズミ・ウワミズザクラの花ざかり、ホウノキやトチノキの白い花や蕾も新緑に映えていました。
 山菜はタラノメやコシアブラは、ラブリーアースの森では盛りを過ぎていましたが、役場の田中さんや林さんが大量に用意してくれてあって、そのお心遣いがありがたかったです。
 時期が遅かったせいか、今年の気候のせいか、森が豊かになったせいか、私たちがよく分かるようになったせいか・・・ヤマウコギ、ハリギリ、ヤマウド、ヤマブドウ、ヨモギ、ギボウシなど、今年は食材がずいぶんと増えました。
 ランチタイム前の小一時間にみんなで採ってきたものや、その場でリクエスト、誰かが探してきてくれたものを何人かのシェフが手際よく茹でたり、揚げたり。ホロ苦・もっちり・サクサク・ほの甘・・・次々手が出て、お腹いっぱい頂きました。
 全員初体験のヤマブドウは優しい食感、掘りたてヤマウドはフルーツみたいでした。
 「森の中で食べると特別おいしい」と皆さんの声でした。
 名古屋から参加のこどもたちと王滝のこどもたちが、すぐに仲良くなってしまったのには驚きました。自然は素直な心を結びつけるのが得意です。
 除雪開通したばかりの田野原へのドライブ組は、山岳眺望はイマイチながらも、カッコウやホシガラスとの遭遇がお土産に、また御嶽温泉を楽しまれたファミリーもみえました。

 お漬物や山菜などたっぷりのさし入れで食べ尽くせなかった分は、各家にお持ち帰りいただきました。即調理が無理なワラビやフキやイタドリなどを両手に袋の満足そうな方もいて、みなさんの嬉しそうな顔は山の自然の恵みのたまものだと思いました。
 秋には、ラブリーアースのナメコが昨年と同様の豊作になるでしょう。
 おたのしみに。                            (事務局:T)


参加された方々の感想を紹介します

トチノキ

 いままで行きたくても行けなかった、自然
いっぱいの森の中に来れて大満足、感謝です。
 ヤマドリゼンマイが見れた。ウド・ワラビ・
フキなどたくさんとれた。
 天ぷらもたくさん食べれた。
 お土産も出来た。
 今日は、めっちゃうれしかった。     MIE


欲しい食材を 目の前から採ってきて
揚げて食べる ぜいたくな天ぷら

初めてのヤマブドウに感激!
ヤマブドウはイケルぞ!!
                    おかだ

田野原にて 
 王滝では毎回、田中様や林様ご一家の優しい笑顔で
迎えていただき感謝しています。
 特に野外天婦羅の宴では「マイスター」や「シェフ」
までが揃っていて、我が胃袋が満足しておりました。

 その後、雪の残る御嶽山まで足を伸ばし、
木道近くの残雪にテンのフンや熊の足跡ら
しきものを見つけ、やや緊張! 
 やはり、大自然だなぁ!!        M.S



 相生山を歩く会に1月初参加して以来の参加となりましたが、皆さんのおかげでとっても楽しかったです。

 はじめは王滝への片道三時間半の旅が長距離の為、前日もハードに過ごしていた子供達、睡眠不足な大人達の体力が持つか心配していましたが、私の母も加わり、行き帰り車中でお喋りしたり、色んな歌を歌いながら、わいわい過ごし、なんとか着いて、ほっとしました。
 すぐに、採れたて、揚げたての山菜や煮物漬け物などを頂戴し、贅沢な楽しい時間を満喫させて頂きました。

 自然の中で頂く山の幸は本当に味わい深く、どの山菜がどんな味がするのかなど、違いも楽しみ、参加者の皆さんとの会話も楽しみ、子供達は、林さんご家族のお子さん達とてんとうむしを捕まえて楽しんだのが本当に楽しかった様子でした。
 とても気が合ったのか、引っ越したいだの、引っ越してきてほしいだの口々に話していました。

 その後はこもれびの湯にもゆっくりと浸かり、黄金色の温泉に疲れを落とし、ほうば巻きまんじゅうや手打ち蕎麦を頂き、舌鼓をうちました。

 おんたけの日帰り旅行、家族皆、とてもリフレッシュできました。
 次回は自然散策もしてみたいし、時間が許せば秋に泊まりがてら、ゆっくり来たいね〜と話
していました。

 また相生山の集まりにも参加させて頂きたいです。
 この度はありがとうございました。          Hanakinu


ミズナラの母樹

 まずは、林さんfamily、田中課長様ごちそうさまで
した。
 それから、ラブリーアースの森ありがとう。

 AM お二人様で、森の中を下って行きました。横に伸びた枝がいっぱい。無理に通れば、枝は折れてしまう。
 「ちょっと失礼します。」と、そっと上へあげると、枝は驚くほどしなやかに曲がり、道が開ける。まるで、木々の枝々と「通せんぼごっこ」をしているみたい。
 疲れたときは、ミズナラの幹の間で一休み。ほんの1mでも、木の上は、別世界。鳥の鳴き声に囲まれて・・・
  この森を守って下さるみなさん、本当にありがとうございます。        MOM




       コガラ
サクラスミレ
 コルリの美声に迎えられ、今年もラブリーアースの森にやって来た。
 いつもは母樹のミズナラにご挨拶しに森の中へ下りて行くのだが、今年は林道の脇のフキをひたすら採取。去年フキの葉で佃煮を作り、相生山の観察会のランチで皆さんにお出ししたところ、好評であった。それですっかり気を良くして、今年はフキを採るぞ~、の意気込みで袋一杯名古屋へ持ち帰った。

 美味しい野外ご馳走の宴。サクラスミレの花の天婦羅を初めて食べてみたが、特に何の味も香りもせず「スミレ」は口の中では存在しなかった。
 残雪の多かった田の原高原へのドライブの途中、カッコウが頭の上の電線に止まり、カッコウ、カッコウと鳴いてくれた。
 楽しい爽やかな高原の一日だった。    美

                               田野原にて 

      

伐木演習
 お疲れ様でした! 楽しいヒトトキを
 ありがとうございました!(森の管理人:林)


 今回は基本のタイムテーブルはあったものの、出発・集合場所や時間、現地解散時間など、参加各人・各ファミリーの条件を優先した「お任せ進行」でした。

 みんなが大集合したのは、山菜パーティ!!

 あとは山菜採りや森の散策、残雪の田野原へスカイラインドライブ、人工林間伐の手ほどき講座、温泉、買い物など、「いろいろ勝手に体験ツアー」になりました。
   それぞれの興味・関心にあわせた選
  択肢の多い、今回のような王滝Dayも良
  かったかな、と思っています。

   これまでに参加された方の感想や希
  望を参考に、自然との付き合い―御嶽
  山麓の水源の森を楽しむ企画を、また
  提案していきたいと考えています。
                        
   みなさん よろしくお願いします。
                                  (事務局:F)

           王滝からのメッセージ

 ラブリーアースの王滝DAY。
 いつもながら、とても気持ちのよい
 1日を過ごすことができました。

 参加者の皆さんの好きなことに対する前向きで一生懸命な姿。
 それこそが“気持ちのよい”理由でありラブリーアースの魅力なんだな、と改めて感じました。

 また皆さんと王滝村で、いろいろな場所で、お会いできるのを楽しみにしています。
 ありがとうございました。      王滝村 林家一同





■■ 
第10回王滝Day 2012.10.21(日) ■■

             自然とともに ――― 中日新聞「社説」を読んで

 10月21日、王滝Dayの朝、中日新聞の社説 “「沈黙の春」と原子力” が目につきました。
まさに本日、王滝Dayを開催するラブリーアースJapanにとってはタイムリーな文章だと思いました。

 冒頭に、農協が「原発とは共存できない」と宣言したことをうけ、農業の死活にとどまらず、「私たちは自然なくして生きられず、共に暮らしている」と主張しています。

 原発と政治の問題に焦点をあわせながら、自然を大切にすることの重要性を訴えたものとして、わが意を得たりの感を強くしました。

 「真の富は・・・大地の恵みの中にあり・・・将来の世代のために・・・保存しなければならず・・・」60年も前に、レイチェル・カーソンの訴えたことが紹介されていました。

 ラブリーアースの王滝Dayは、自然の大切さを体感するのが目的です。
 その日はダム湖を見下ろす林道から、御嶽山を頂点に大きく広がる森一帯を見ました。ヒノキやカラマツの人工林、ミズナラやトチノキの自然林・・・・広大な森の中は、水――森――命をつなぐ自然そのものであることを、参加者それぞれに確かめることが出来ました。

 風、空気、空の色、鳥の声、獣の気配、樹木や葉っぱの匂い・・・・。どれもこれも、その場所に行って感じることがいいのであって、文字や写真だけではなかなか得られないことなのです。人は、そこで、元気になります。

 社説を読み、益々、ラブリーアースの活動の重要性を認識した一日でした。
 みなさんも是非、目を通してみてください。私たちの生きかたを考える、またひとつの機会になると思います。

 そして、一度、一緒に王滝村に行きましょう。

                  2012年10月   ラブリーアースJapan代表  古川てる子

   
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画像と皆さんの声をおとどけします
  
原木ナメコinラブリーアースの森

昼食会

***感想メール&電話***

 昨年の五月、雨の王滝デイの日に「出ろ、出ろ」と言いながら木づちで菌打ちしたナメコ。「今年も出ていない」との事前情報だったが、当日森の中に入って見ると、思いがけずびっしり出ていて皆で歓声を上げながらのきのこ狩りとなった。
 昼食は、田中係長さん、いつも爽やか林さん家族のお世話で、山里ならではの素材のたっぷり入ったきのこ汁や王滝蕪の甘酢漬け、手作りパンプキンパイに皆「美味しい!」の連発だった。御馳走様。
 お天気も上々で今回も楽しい一日だったが、帰ってからのナメコの「お掃除」が意外に大変だったのは貴重な体験。                (Miyo)
  

  翌日、初めてあの森に行った日のことを静かに思い起こしました。時季は今回より少し前、秋の少し前。辺りは自分より背の高い木や草の緑いっぱいの中をくぐるように歩き、まるで、ノウサギになった気分でした。
 今回は、秋の始まり。カラマツの黄葉には少し早いけれど、秋色の足もとには、いろいろきのこがニョッキニョッキ。人も動物も秋の実り(?)に感謝です。こんな自然をとどめてくれる王滝村の人々に、心からありがとうございます。     (mom)

 快晴の御嶽山や木曽駒ヶ岳が遠望出来ました。 大変充実した、楽しい一日を過ごせました。林さん家族のなめこ汁(野菜たっぷり)も青空の下で、大変おいしくいただきました。
 王滝村の森林状況(クマ剥ぎ対策・除間伐)の見学、クマ棚等の解説も参加者は興味深く受けとめることができたと思います。
 1日の活動時間(移動時間含む)を考えると、今回の活動が今後のヒントになると思います。
 今後も、自然観察会・森林整備(間伐)の体験活動など、参加出来ることを楽しみにしています。
                                    (神谷)
   
キノコ鑑定団


採れたてナメコの調理


カラマツ材の木工

クマ棚

 午前中は、棚の脚づくりをしました。まずは、カラマツの枯れた木を寝かすことから。
林さんにいっぱい手伝ってもらい、ありがとうございました。
 昼食後、僕らの「クマ棚の見られる所があれば・・・」のお願いの後、少し田中さんが考えているようなので、田中さんのことだから、「クマ棚あるかな~」ではなくて、「どのクマ棚にしようかな~」なんて思っているのかな?なんて、思っていたら・・・ 本当に後者を考えていたらしい。何か所もクマ棚のある所へ連れて行ってくれた。おかげで、クマの食痕(?)を拾うことができました。ありがとうございました。       (yossie)

 詳細な準備や大変なお気遣いのおかげで、とても楽しめました。林さんご一家のおもてなしは胃袋と心にしみわたりました。
キノコは冷凍中です。 植物の名前、撮ってきた写真をもとに頑張って調べてみます。         (渡辺)

オオツリバナ?

オオモミジ
 お待たせいたしました。
 感想です。

 でろでろでろ~
 去年の春に菌打ちした丸太にかけた呪文。

 しかし、「きのこ、ありません」の事前報告に諦め、念が
足りなかったのかと反省しつつ参加し、それでも丸太の様
子を見に行くと、見事なナメコが生えていました!

 やったー!
 ヌルッ、ヒヤッとした触り心地、つるつる滑って上手く
もげません。
 しかもカラマツの針のような葉に、チクチク刺されて痛い痛い。
 丸太まで到着するまでは、タラノキのトゲトゲで痛い痛い。
 痛い痛いのナメコでしたが、大量収穫に満足でした。

 心配していた台風もそれて、雨女としては安心。久しぶりの休日を、気持ち良い天気のもと、目に紅葉、山は御嶽、キノコ狩り と楽しませていただきました。
 お世話になった皆様、ありがとうございました。          (恭子)


 とても楽しい一日でした。

 中日新聞の社説、探して読みました。私たちは大事なことを知らずに、かりそめの平和のうちに暮らしているのかな~と、ちょっと不安になりました。
 山登り等々自然体験を通していろいろ教えてください。(ゆかり)
 王滝ツアー ミッチャミチャ楽しかったです!
 人も自然もキノコもシダも・・・・。

 また連れて行ってください。

 そうそう温泉もよかった。温泉でもらったパンフレット、会社の友達に見せたら「私も行きたい!」って。今度誘いたいな。
 でもあの人忙しいかな・・・?
 ホントにありがとうございました。 (Mie)

           *** 事務局レポート ***

 春5月と同じく、快晴の一日。愛知・岐阜から12名、王滝在住5名の参加。
 王滝村に入ると木々が色づいてきていました。登るにつれ、色づきも増々あざやかに。ラブリーアースの森の辺りがピークでした。
  
 午前中、ナメコの収穫、自然観察、カラマツ間伐材で木工、植生調査、シダ採集、森の中ゴソゴソ散策など。各人好み、楽しみはそれぞれ。・・・想定外の事態に「採れたて鍋に入れようよ!」と調理用の水を求めて急発進!・・・「天然キノコだあ」のガセネタ、それに乗せられてトゲ・ツルの茂みかきわけ大騒ぎ・・・後から思い出しても愉快な秋の森でした。

 ナメコ収穫は、昨春菌打ちをした人も参加していて、たくさんのナメコに歓声が沸き上がりました。夏の少雨に「今年はダメ」「この前様子を見に行ったけど無理だなぁ」と聞いていて、当日がっくりしないように×情報を流してあったので「演出だったンですかぁ?!」の声。
 全員にお土産も出来ました。 自然の恵みに大感激、大感謝!!


 昼食は、いつものように林道脇に店を開きました。
 収穫ゼロに備えて役場の田中さんが手配してくれたナメコに加えて、採れたて新鮮ナメコも、王滝野菜も、・・・たっぷり入った「さと子風きのこ汁」を味わいました。大好評、満腹。

 午後は田中さんの案内で、ダム湖の上の村有林へ。見晴らしのいいところで大きな御嶽山全景と対面。山頂から麓の王滝村中心部までよく見え、ラブリーアースの森がどの辺りか確認できました。御嶽山から広がる王滝の森がたくさんの生物の命を育んでいることを実感しました。
  

 「水源の森づくりパートナー協定」による村の事業、森林整備や獣害対策のテープ巻きの実際も見学しました。熊が登って食事したあとのクマ棚や幹の爪痕も教えてもらいました。

 最後は恒例のお楽しみ、秘湯「王滝の湯」であたたまり、また、おしゃべり。
 今回も短時間でしたが、充実の王滝Dayになりました。
 みなさん、ありがとうございました。   (事務局:t+y)


 王滝Dayの3日後、御嶽は雪化粧しました。
 厳寒の王滝の冬がやって来ます。一度、「王滝の冬体験」はいかがですか?
 やっぱり春ですかね?
 
 次回王滝Dayは芽吹きの森、山菜を楽しみましょう。
 ゆっくり語り合う時間もいいですね。 夏の一泊もご検討下さい。 (M.Hayashi)





■■ 
第9回王滝Day 2012.5.19(土) ■■

 快晴。御嶽山も雲ひとつなく、雪の山頂が一日中見えていた。初めての参加6人、現地の林さん一家を含め、16人。

 午前中は松原スポーツ公園で「未来世紀へつなぐ緑のバトン」イベントに仲間入り。巣箱づくり、シイタケ菌打ち、どんぐりパン焼きなどの体験におもいおもいに参加、地元の山菜やおやきなどを買ったりして楽しむ。王滝の瀬戸村長さんや旧知の方々、初めての方とも談笑を楽しみ交流できて良かった。振る舞いのトン汁で昼食をすませ、御嶽・中央アルプスを望みながら新緑の山岳ロードをラブリーアースの森へ。
 
 
 「山菜狩り」というより、森の中へ入ってゴソゴソ・・・色々なものを見つけて楽しむという感じ。林床にはオオカメノキ・ウワミズザクラ・ウリハダカエデ・ミズナラ・トチノキ・オオミヤマガマズミ・オオウラジロノキ・カツラ・アサノハカエデなどの若木がどんどん育っていて、うす緑や黄緑におおわれ、草本も葉や花はみずみずしくて、ほんとに気持ちよく、いつまでも森の中にいたい気分でした。タラの芽は伸びきってしまっていましたが、コシアブラ・ハリギリ(?)は食べ頃のがたくさんあって、みんなでワイワイ収穫しました。フキ・ワラビ・ゼンマイ・ギボウシを見つけた人もいました。

トチノキ

ミズナラ

ミズナラ(母樹)
   
     オオミヤマガマズミ

 林道に出てその場で「天ぷら試食会」。採ってきたばかりのコシアブラや田中係長差し入れのタラノメ、道脇のヨモギ、?ハリギリ・・・。「たまらん!!」「ビールが欲しい。」などと大満足。

 食後は、木祖森林組合で林業に従事している林さんから森林についての話を聞いたり、実際にカラマツの伐木を見学。初参加のチェンソウ体験希望者が林さんの指導で、1本間伐!拍手。

 桜満開、若葉全開、カケス・猿の群れ、クマダナ(熊棚)・・・村役場で田中さんから改めてご挨拶。「ハリギリ?」「ここまで降りてきて何ともないなら大丈夫」に安堵。
クマダナ

 最後は全員で「王滝の湯」に浸かり、更に懇談。「もうここで晩御飯食べて帰ろう」と王滝食堂で有終の宴。
 面白かった、美味しかった、両手にお土産一杯、車満杯、いい王滝Dayでした。
 みなさん、ありがとうございました。     (事務局tr+y)

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 当日いただいた感想:ひと言

・お天気に恵まれ、楽しい一日でした。天ぷらおいしかった。この企画に参加できて幸せ。

・山の新緑が非常に良かった。てんぷらも旨い。名前の分からない植物が多すぎる、私自
 身の知識がないのに。王滝村の現場(ラブリーアースの森)はたいへん土壌が良いよう
 に思います。

・温泉がよかった。林さんファミリー、優しくてよかった。あつあつの天ぷらおいしかった。
 間近で木を伐るのを見学がよかった。山菜採り楽しかった。(王滝食堂の)いのぶた焼肉
 がおいしかった。

・良かったこと : 1.林さん一家や地元の人と触れ合えたこと  2.ラブリーアースの森に入
 って山菜採りや落葉松の伐採を間近でみれたこと  3.温泉

・今回は若い人が少なかったが、初めての人が多くて新鮮な出会い。

・林さん一家は素晴らしい家族で、又、会いに行きたいな。

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参加された方からのメールを紹介します

 滅多にない程の快晴でくっきりと白い御嶽山を堪能できました。企画をありがとうございました。(中略)小生の感想は、ひんやりとした空気の中でまだ雪をいただいた御嶽山を見ることができたことがとても感動でした。また王滝村では毎回のように、林さん一家の笑顔と和やかな雰囲気にはすがすがしさを覚えました。お世話になった春の山菜天婦羅を十分に味わうことができたことも元気が出る源でした。 (S)

 タコさん :直径18センチ程度、高さ25メートル(?)の木を切る木こり体験をさせてもらいました。林さんからチェーンソーの使い方や木を予定の方向に倒すための切り込みの入れ方など、大変丁寧に教えていただけて、貴重な体験ができました。樹齢40年ほどの木は、見た目はさほど太くないのですが、倒れる時に感じた重みは相当なものでした。こうした作業の大変さを知りました。

 ラブリーアースの森を体験できて良かった。1コインサポーターとして一度は見ておきたかったので。滅多に行けないところへ連れて行ってもらえて感謝です。
お天気も良く、和気藹々で楽しく行けました。お風呂も良かった。
 山菜はお友だちにもあげ、評判よかったです。
また、機会があればよろしくお願いします。   (ともこ)

 御岳山の美しい姿に、感激しました。常連の方も、初めての方も交じっての遠距離ドライブでしたが、皆さんの距離感が心地よく、打ち解けた雰囲気で楽しい一日を過ごすことができました。仲間に入れていただいて、良かったです。(中略) 珍しい山菜の天ぷら、おいしかったです。林さん、本当にありがとうございました。  (タッキー)

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林さん一家から
たいへん楽しい一日をありがとうございました。
またおこしください。お待ちしています。
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当日のタイムテーブルは こちら です。





■■ 第8回王滝Day 2011.10.16(日) ■■ 

 雨が上がり、御岳山頂上までスッキリ眺められる絶好の秋日和になってくれました。

 王滝村の田中係長のアドバイスと全面協力のもと、参加者の希望も取り入れて盛りだくさんのプログラムでしたが、皆さんそれぞれに“大満足!” 王滝の自然を満喫し、積極的に飛び込んでいく楽しい一日になりました。

 田中さんの案内で、「自然湖」・滝越集落など『村内見学』。
 『初めてのチェンソウ』講座は、林業従事者の地元の林さん、岐阜から合流の神谷さんの指導で、カラマツ・ヒノキ・キハダ・ミズナラ・アカマツ・カエデなどの端材で玉切りの練習。


 
 昼食は『ナメコ汁』・・・王滝の山はキノコ類不作。期待したラブリーアースの森の原木もゼロ。田中さんが苦心して入手のナメコ!林さんの畑で初収穫のサツマイモも。さらに手づくり「タルト」は奥さんから。

 午後からは「ラブリーアースの森」へ。標高を稼ぐ山道、一気に色鮮やかな秋の世界。
 森も、春の山菜の時とは大違い。感嘆の声。ため息。長靴に履き替え、森の中へ。

 鋸で、『芽かき』『蔓きり』の山仕事。
 「間伐体験」は、初めての小学生は手鋸で、経験者はチェンソウで、それぞれ自然木のミズナラ周りの混み合ったカラマツ伐採に挑戦。

 別グループは森の探検隊、『自然観察』。カツラ・ムシカリ・ホウノキ、ミズナラ・トチなどの幼木・巨木、実をつけているムラサキシキブ・オオミヤマガマズミ、林道に出る最後の林縁部でヤマブドウのごほうび。
                
 たくさんの体験と感動の一端を、「また、行きたい」が嬉しい、参加者の感想を紹介します。
                                      (事務局Y)

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参加された皆さんの感想です。(10/18現在)

・林さん家族と田中係長のあたたかい出迎えと、心も体も温まる美味しいキノコ汁。タルト
 もとても美味しかったです。
 自然観察も山のなかに入ると、自然のすごさが実感できました。ミズナラとトチの木が並
 んで、どっしりしてました。ムラシキシキブの紫がきれいでした。
 幸せな1日をありがとう。                        (えんくうさん)

・お世話になり、ありがとうございました。すごく楽しかったです!
 自然湖には驚きました。神秘的。
 森の中を入っていって、なかなかできない体験で探検みたいで楽しかった。すっごい森
 が広くてびっくりした。木が倒れる瞬間、すごい音で驚いた。
 とにかく色が鮮やかで、自分好みの色合いです。
 また行きたいなあといつも思います。こんなところに住めたらなあと思う。自然の中で育
 つこどもたちは、頼もしく生き生き伸び伸びと楽しそう!            (aki)
               
・すごく充実した1日をありがとうございました。
 自然観察にはよく関わっているけど、林業系のことは怖いし、苦手な気持ちがありまし
 た。チェンソウも怖く、自分には無理と思っていました。しかしその道のプロの神谷さん・
 林さんが、物覚えの悪い私に、とても丁寧にわかりやすく指導して下さり、何とか玉切り
 が出来ました。苦手に一歩近づけたし、木を違った面から見れ、すごく嬉しかったです。
 次はすごく怖いけど、伐木を経験したいと思いました。         (ブナ姫)

・王滝で、快晴の中、黄金色のカラマツ間伐で、自分の思い通りにカラマツを寝かせること
 が出来ました。
 多くの参加者と玉切り、昼食でのきのこ汁など、楽しく有意義な1日を過ごすことが出来
 ました。事故もなく快晴の1日は、100点満点の王滝Day!でした。ありがとうございまし
 た。
 今後も参加可能な企画があればお誘い下さい。             (神谷)

・チェーンソウで切ると、どんどん切れて驚いた。
 林さん、田中さんありがとうございました。 (yossie)


・「どの木を切ろう?」
 「あの枯れたのにして」
 あー助かった。これで心置きなく切らせていただける。
 間伐の少しでもお手伝いをしたいと思いつつも、これが本音だったりもする。

 「木を切る前に木への感謝を」
 そして、「木は倒すものではなく、ねかすもの」
 この言葉はかなりきました。

 これまでに間伐した木の受け口は、
 一言添えて我が家に一緒に暮らしています。
 今日の受け口には、「おやすみなさい」と書く予定です。
 今日の子は切る前にすでに枯れて眠っていたので。      (mum)


・山仕事では、小学6年生のヨッシー君くんが15メートルはあろうかと思える唐松を手鋸で
 間伐をしたことです。根気よく最後までやり抜いた姿を周りの大人たちが支える様子を見
 守り愛しく思いました。将来は頼もしい「きこり」になるかも?大いに楽しみです。
 また、私は山仕事の芽かきを初体験し、これからどの様に広葉樹が育っていくのか楽し
 みも出来ました。                       (J)

・とっても楽しかったです。ありがとうございました。で、でも体がパキパキ・・・(笑)
 
 今までは他の方々にご迷惑じゃないか、と思って参加できないでいましたが、もしできないなら見学していてもかまわない、自由ですよという雰囲気を感じました。
 私のように、参加したくても持病があったり足腰が弱いとかで諦めてる人もいるかもしれません。そんな人でも気楽に参加できる会であって欲しいなと思います。
 風景を楽しんだり、夕日を見たり…「ただ感じること」も自然を楽しむ1つの方法として、常に参加者の選択肢の中に入れていただければ有り難いです。体を動かすことがあまり好きでない人にも、森の良さを感じていただけるのではないでしょうか。

  また、活動が少人数だったので、他の参加者とも交流しやすいのが良かったです。知り
 合いが出来ると楽しくなって、次も…という流れになりやすいと思います(私がそうです…
 笑)。                       (とも)

・私にとって二度目の王滝村。一度目は生憎の雨模様でしたが、今回は快晴。青空と紅葉
 のコントラストがとってもきれいで感激。とーっても美味しいなめこ汁に感激。
 ぼさーっと景色を見ながらでしか山を歩いたことのない私にとって、熱心に植生観察をす
 る皆さんの姿にも感激でした。次回の王滝村までに少し木々のことを興味を持って見るよ
 うにしておきたいな~と思いました。           (u)

・林業のプロ、自然や森林の知識や経験豊かな人びとに加えて、いつも若い女性や子ども
 たちが真ん中にいる。ラブリーアースの企画が楽しくて魅力的なのは、そのあたりだと思
 っている。             (SH)

・とても楽しい一日を過ごすことができました!! 早くも次回、王滝Dayが楽しみです。
 またお待ちしています。          (林)


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担当者のリポートから


 午前中、村内見学組は役場の田中さんの案内で、自然湖~滝越の限界集落まで足を延ばしました。
 自然湖は、1984年 9月14日多くの犠牲者を出した長野県西部地震による土石流で川がせき止められて出来た湖です。青い湖面に枯れたままの立ち木、幻想的な風景が広がっていました。カヌーを楽しんでいる人がいました。
 滝越集落は、ひっそりとしていました。村の行く末が気になります。ずっと人が住み続けていけたら、と思いました。
 周りの山々の木々は色づき、みんなは「秋本番」を体感し、秋を堪能していました。
  

 午後の森林観察会では金色の唐松のラブリーアースの森へ入りました。
 林内は歩くのも困難なほど木々が生い茂っていました。私たちが間伐を始めて未だ少しですが、それでも空間が出来たところはいろんな木や草の成長がすさまじいです。
 田中さんから「人が少しでも入ると変わるでな」とお聞きしましたが、自然と人の微妙な関係を考えさせられました。自然に手を加える時、誤ったことをすると自然そのものを破壊しかねないことも感じさせる転換期のラブリーアースの森です。
 そして、本来の森の姿を今日参加してくれた人や、もっと多くの人に分かってもらえたら・・・。

 
 母樹のトチ・ミズナラの下で、幹を見上げたり、ドングリを拾ったりしました。特に、ラブリーアースの森の中にトチの幼木(発芽後数年の)はたくさん生育していますが、実をつけるほどの樹はこの一本しかありません。たくさんのトチの子のお母さんです。
 実をつけた木の所では「きれい!!」と声が上がっていました。ムラサキシキブの紫は本当に美しかったです。低地と深山とではこうも違うのでしょうか。
 フユイチゴ・ガマズミ・ヤマブドウはみんなで味わいました。とりわけヤマブドウは野生の味がして感激しました。
 トゲのある木や蔓などをかき分けかき分け、湿ってジュクジュクの所もあり、山歩きに慣れない方には標高1.400mの森の中はひと苦労でしたが、ありのままの森の植物に間近に触れることができました。
 「歩くのもたいへんで、あんまりいい観察会にならなくてごめんなさい。」最後にみなさんに言ったら、「いいえ、とてもおもしろくて良かった」「気持ちよかった」「山ぶどうが美味しかった」など言ってもらって、ホットしました。

             

 ダンコウバイ・ハリギリ・タンナサワフタギなどを発見することができ、新しくリストに入りました。
 ラブリーアースの森の初めての観察会を無事終えることができました。
 あ~よかった。         (T.F)





■■ 第7回王滝Day  2011.5.22(日) ■■  
 
 朝から雨。強く降ったり止んだり。名古屋から車3台、10人。みんな元気に参加してくれました。
 雨に濡れた王滝は初めて。楢や桧や唐松や桂や栃や・・・緑が生きいきして、すばらしい。
 牧尾のダム湖も満水、まわりのみどりが鏡の湖面に映って、美しい王滝村がありました。
 地元の人によると、この数日前から急に芽吹いた!とのこと。歓迎のみどり?!


 10:10王滝村役場に到着、王滝組と合流。おなじみの田中林業係長、今日も笑顔。
 予報より早い雨。屋根のある松原スポーツ公園に移動。
 ヤマハンノキをチェンソウで玉切り、さらにドリルで穴を開け、ナメコの菌打ち。
 「玉切り体験」希望者を募集したところ、初参加の女性たちがワーッと集合。初体験のチェンソウ、こわごわキンチョウ!! でも、太い丸太を半分に切り落として、感激。
 ていねいな手助けは、木曽森林組合お勤めの林さん、ありがとうございました。

 田中さんに教えてもらいながら「菌打ち」。気合入れて切った丸太に、ドリル穴あけ。「出ろ出ろ」と呪文(?)の気合込めて、木槌で埋め込む。
 突然、これも田中さん指導で、「マキ割り」を始める女性たちも現れ、雨なんかそっちのけ。にぎやかなひと時。
            

 丸太を積んだ軽トラ先頭に、ラブリーアースの森まで登る。この春から王滝村民になった林さん一家の子どもたちが制作、分岐点に掛けてくれた「ラブリーアースの森行き」の看板、雨の中光っていた。

 森はさまざまな緑一色。「ここ?」「キレイ!」声が上がる。連休に準備で来た時は、わずかな芽出し、早春。→・・魔法・・→ 2週間で一気に春から初夏。人工林とはいえカラマツ林の優しい若緑、天然木のミズナラの幹・樹皮、幼木のトチの若い葉の色、好き。

5月4日


      5月22日

 丸太を斜面から転がして、林床に並べ、ふせる男たち。雨とゴソゴソの薮漕ぎにおっかなびっくり、それでも好奇心と食欲に身を任せ、山菜探しの女性群。教え合いながら、タラの芽、コシアブラ、林縁ではワラビ、フキ、ヨモギ、イタドリを収穫。昼食分はなんとかゲットか?
 森の林床に、シロバナエンレイソウ発見!の声。刺が痛いイチゴの仲間、「もうすぐおいしい実がなるんだから・・・」。バイケイソウ、サラシナショウマ、ヤマウルシ、カエデの仲間・・・足の踏み場もない元気な森。
 強くなってくる雨、水も滴る山菜をかかえて車へ。

 13:00~ 取れたて山菜の天ぷら。銀河村キャンプ場/森林学習体験館にて超ゴーカなランチタイム。シェフは入れ替わり立ち代り、食材もあれこれリクエスト味比べ。林さん家のかあちゃん差し入れのクッキー、地元産蜂蜜、田中さんからの「秘密の場所産」特大タラノメ、レタスの味のギボウシ、朝市仕入れのヤマウド、持ち寄りのサラダや入れたてコーヒー・・・山菜の食べ方講習や王滝村の暮らしのお話、・・・・贅沢に満足。たくさんの心づかいに満腹。

 田中さんと林さんが用意してくれていた、いっぱいの山菜も合わせて、おみやげもたくさん分け合うことが出来ました。

 山を下って、いつもの「ひめや」の「ほう葉まき」。そして、御嶽温泉「王滝の湯」。
 雨でも王滝はいいな~ぁ! でした。 
 みなさん、ありがとうございました。             (事務局T+Y)

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田中係長からの翌日届いたメール紹介します。(抜粋)

 雨の中お疲れ様でした。

 いつもの森林体験より「ラブリーアース王滝村プチ紹介ツアー」といった感じで良かったと思います。雨の中楽しんでいただけるか心配な面もありましたが、皆さん喜んでいただいて何よりです。
 次回は、キャンプ場でお泊り班と日帰り班に分かれ交流しますかね。私は夕方から参加します。

 皆様によろしく
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参加された皆さんの感想です。

・久しぶりに大自然の中で、美味しい空気を吸って、美しい景しきが見れた。山菜の天ぷら、大好きなので沢山食べられて幸せでした。やっぱり御岳山が見たかった。(ゆかたん)

・初めてチェーンソウを体験できた。菌打ちもできた。
人工林のなかにもミズナラやトチの赤ちゃんなど見れたことが良かった。   (ブナさん)

・秋に見られなかった植物を見られた。山菜天ぷらがおいしかった。初体験の菌打ち。
田中係長さんに親切にしていただいたことが嬉しかったです。いろいろ準備してくださった林さん、感謝です。             (美)

・あこがれの薪割りは集中が高まるごとに力が抜けて、最後まで仕上げて満足できました。王滝村の田中さん、林さんご一家が私たちを迎える準備をしてくださり、大変お世話になり交流が出来たこと喜んでいます。                   (J)

・初めての山菜採り&天ぷらでした。タラの芽がどんなものなのか、初めて知りました。チェーンソウの体験、なめこ菌打ちも楽しかったです。雨が降っても大丈夫なように企画していただき、ありがとうございました。準備していただいたおかげで、大雨の中でも楽しめました。           (恭)
           

・ラブリーアースの森に初めて参加させていただき、ありがとうございます。山にいると無心になりました。みなさんと一緒で、とても楽しかったです。王滝のみなさんに歓迎していただき、とても嬉しかったです。本当に幸せな時間を過ごせて心から感謝しています。           (えんくうさん)

・森の中にもっと居たかったのですが、雨は残念でした。とれたての食材、熊の通り道を行く温泉、初対面でも気のおけない人々、王滝村の人情と自然、ぜいたくな一日でした。子どもたちも参加してくれたのは何よりでした。行き帰りの長い道中もいろんな話ができてよかったです。            (k)

・家族みたいなみんなの優しさにつつまれているのを感じて、楽しい時間でした。王滝村に住みたいと思いました。また、行きたい。      (あき)
 

        



■■ 第6回王滝Day  2010.10.23(土) ■■ 

 秋晴れで御岳山も頂上までクッキリの王滝村。 臨時で急に実施した王滝Dayでしたが、初めてのファミリーも見学に加わって、楽しく山仕事をしました。
 ラブリーアースの森の一番奥に、最も巨木のミズナラとトチ。久し振りにごあいさつ。
 これまでの伐木のままで片付け出来てない林床の整理、ベテランと一緒に伐木方法のおさらい、さらに王滝村の田中係長も交えて「王滝Day2011年春」のプランニングなど。
 少人数でしたが、充実の時間が持てました。
 
 秋色に染まりつつある森の中で、くたくたに汗を流し、暗くなる前にお決まりの温泉入浴。
 先回、野ウサギに出会ってからお気に入りの「王滝の湯」。
 途中の道沿いの樹の上に合計5個のクマダナ発見。温泉の庭にも。全国各地で連日『クマの報道』が続くなか、長野で最大の熊の生息地である王滝では 「今年は1頭も殺さずにすんで、もう山へ帰った(=冬眠に入りつつある)」そうです。人と野生動物の付き合い方で教えられることがありそうに思います。
 
 温泉や村の食堂で、地元の方々や他県から遊びに来た人たちとも交流をする事も出来て、山仕事+アルファの一日になりました。

 来春の準備に11月にもう一度、王滝Day?・・・・・・雪がなければ、森に入るかも。
 ほんものの「自然と人の付き合い」を体感できて、きっと満足の小ツアー。かなり遠いのですが、それが水源の村へ、森へ、さかのぼる旅。
 都会の皆さんの、『初参加』をお待ちしています。                (事務局y)



■■ 第5回王滝Day  2010.10.2(土) ■■ 

 秋晴れの一日。ラブリーアースの森はまだ色づき始めたばかりでしたが、みんなで「山仕事体験」を楽しみました。
 愛知県の全域より、小学2年生から中高年まで13人の参加者がありました。チェンソウによる伐木経験のある人は『木こり班』、それ以外は『初体験・入門班』に分かれ、それぞれリーダーの案内で貴重な「森の中の半日」をすごしました。

 カラマツの手遅れ人工林ですが、もともとの植生であるミズナラやトチなどの巨木も残っており、6~7歳の幼木や下層植生も豊かです。
 「母樹」と対面のあと、みんなで「道作り」から始めました。
 間伐は「カラマツの枯損木などを伐り、ミズナラへの陽当たりを良くする」方針で臨みました。樹齢60年にもなる木もあって、倒れる大迫力に見学していた人みんなが感動と驚き。「長く生きてきた木の悲鳴を聞いたようだ」と言う声も出ました。初心者はていねいに「受け口」を作る練習から、ベテランは混み合ってかかり木になり易く、幹の曲がった太い難しいものに挑戦。大人たちの応援で「手鋸間伐」に挑む小学生もいました。

『入門』グループはにぎやか。道の整備、間伐の見学、初めてチェンソウというものを見た!という人も「手取り足取り・・・玉切りに挑戦」、コースター(?)腰掛(??)などの 「お持ち帰り」でどの車の中もすごい状態になってしまいました。チェンソウの重さ、木を切るスピード、削りクズや匂いやエンジン音・・・・気をつけないと『危険なもの』・・・・、 全てが体で覚えるいい体験になったようです。
  
 3時間ほどでしたが、「母樹」のいる森の奥に通じるあたり、少し陽当たりも風通しも良くなった感じです。自然生えの幼木にもいい環境を作れたかな、と小満足。
 「3時間もかかってせっかく王滝村まで来たのだから」と山仕事以外にも『欲張りな計画』。王滝村役場では、この日は別のNPO団体のお世話をしていたおなじみの田中さんと談笑。
 閉まりかけのお蕎麦屋さんを延長してもらってゆっくり夕食。もう暗くなった地道を「御嶽温泉・王滝の湯」へ。ヘッドライトに突然・・・・野うさぎ!の道案内。「今朝がた、そこのクリの枝、クマが折ってった。」と温泉の管理人さん。

 あれこれ少しずつ・・・・・それでも、みんな大満足!!の 王滝Dayでした。
 「雪が来る前にもう一度、今度は一泊でゆっくり山仕事」の声・・・・・実現するかな?
                                    (事務局:T+Y)
参加者の方々から感想が届きました。


 楽しい一日でしたね!

 「チェーンソーに初挑戦」

 今まで、竹の伐採などでチェーンソーを使っている人たちを見て、秘かに”かっこいい!使ってみたいな~”と思っておりました。
 今回それが叶って、20cmあまりもあるカラマツを切らせてもらいました。
 チェーンソーをシャキーンと持てば、人格も変わってしまうかと少し楽しみにしていましたが、そんな余裕はありませんでした。講師の先生の丁寧かつ的確なご指導により、子ども用の椅子の材料を何とか切り出すことに成功。その後先生にあれこれ注文し、丸太からチェーンソーで加工してもらい素敵な椅子が出来上がりました!!
 帰りには、天然かけ流し温泉に入り、野うさぎや満天の星空を眺め、王滝村を満喫し、親子で大満足の一日を過ごしました。ありがとうございました。      (杏)



 ありがとうございました。
 楽しい一日でした。

 昼食前に、皆様のご要望をお聞きした際にはどうなることか?と思ったのですが私の
ノルマはこなせたか?                (講師/楢)



 予想外の体験をしてしまいました。
 チェーンソーなんて恐ろしい機械は、一生使うことは無いと思っていましたが、安全に使う方法を教えていただき「大切なことを学んだ」と痛感しました。
 これで、心おきなく還暦を迎えられる気がしてきました。         (J)



 自分たちで少しでも世の中をよくしていこう、なんとかしなくてはと思っているエネルギーのある人の集まりだと思いました。
 私に手伝えることがほとんどなくて、さみしかったです。
 これからのお付き合いで、自分には何が出来るか探していきたいと思っています。(一)



  先日、長野県王滝村へカラマツ林の整備をしに、仲間に誘われる形で行って参りました。

 この森は御岳の中腹にあり、村が活性化と森林保全・再生のために村有林を契約して活動の場などとして貸しているのだそうです。

 まずは主催者から「ツキノワグマに注意せよ」とのお話を受けて、わくわく。あたりは、野生生物の宝庫だからです。王滝村では、確かにツキノワグマも殺されてはいますが、村民の方の理解も高く、山へ放たれるツキノワグマも少なくないとか・・・・。とても大切なことだと思います。

 作業では、カラマツのうち枯死したものを伐採することからはじめました。森には樹齢100年はあろうかというミズナラやシラカバらしき大木もあり、この森がかつて豊かだったことを表しています。
 いやあ、自分ではチェーンソーには「慣れたつもり」でいましたが、なかなか大変な作業でした。だいぶ日差しが差し込むようになり、このまま行けばミズナラの幼木が育ちやすくなるかな、と期待をしながら、一日の作業を終えたのでした。

 帰りには、熊がすぐそこに住んでいるという、村の温泉に入りました。

 またぜひ参加したいです。            (N.U)




 王滝村の間伐に参加させていただきありがとうございました。

話を聞いた時は『近くにも山があるのになぜわざわざ王滝なんだ?』と不思議に思いましたが、行ってみて、役場の人から動物の話を聞いて、『王滝に来てよかったなぁ』と思いました(^^)

 久しぶりのチェーンソーと、初めてのチェーンソーを使った伐倒、しかも見慣れないカラマツの木で、不安もあったけど優しく指導していただいたおかげで無事に楽しく作業することもできました。
 光が射した所で、ミズナラの子どもが元気に成長していたらいいなぁ。

 お蕎麦と温泉もとてもよかったです。
 運転手の皆様、準備してくださった方、ありがとうございました。         (rie*s)




■■ 第4回王滝Day 2010.7.17(土)~18(日) ■■

 梅雨明けの空が眩しい王滝村。一泊は初めて。

 1日目。
おなじみの王滝村田中係長の案内で、新滝~田野原登山口~ラブリーアースの森~銀河村キャンプ場。
  
 天然の白樺・ミズナラ林が美しい。
 夕食後、星空観察会。星の多さに驚いた。北斗七星が大きい。天の川も間近。

 2日目。御岳山頂は快晴。振り返れば、中央アルプスの稜線が雲海の上。

  真夏のラブリーアースの森に入るのは初めてだ。
 おい茂る草や低木を刈り払って道を作り、カラマツ人工林の奥、本来植生のミズナラを調査。推定200歳以上の母樹とも対面。シラカバの自然木を発見、かなりの樹齢。標高1.500m地点の森の中は涼しく、気持ち良かった。
 キャンプ場の白樺、満天の星。
 ラブリーの森のミズナラの大木、山野草の可憐な花々、ワラビ、フキなど春の山菜も収穫。
 大満足の王滝Dayとなりました。

 来年の夏は、もっとアピールを広げて、たくさんの仲間と王滝の良さを共有したいと思った。(T)             




■■ 
第3回王滝Day 2009.11.10 ■■


 愛知用水の牧尾ダム辺りから、楢中心の自然林は輝く黄褐色が美しい。天気予報の「下り坂」が遅れ、秋晴れになった。村役場を過ぎ、標高をどんどん上げる。
 「ラブリーアースの森」に向かう急坂から御岳山の稜線と頂上がグーンと大きい。秋には初めて見た。今月始めに初冠雪したそうだが、いったん融けて薄いブルーの山塊と 青空との対比がいい。
 分かっていれば、もっと積極的に『秋色に染まる間伐体験!』をアピールしたのだが・・・とますます残念な気分になる。

 ラブリーアースの森、2回目の間伐に入る。 唐松は、ほとんど葉を落としていた。灰色の幹だけが目立つ。枯損木と生きている木との区別は、枝先にわずかに残っている薄黄色い葉が頼り。ほとんど分からない。
 2ヶ月前は、あれほど茂っていた低木や草もほとんどが枯れて、林内はすごく明るく広々している。5月末の植生調査時に仕切った区画の中心辺りに、真っ赤に紅葉した ミズナラの幼木が独り目立っている。

 今回は5名と小人数。コーチをお願いした奥三河の 高橋さんから、伐木方向やツルの残し方など丁寧な指導をうける。立ち木の重心を見極めることができずに逆方向から受け口を作ってしまう失敗もあり、 「ゆっくり基本からやりましょう」ということになったのだった。
 役場の田中係長からも作業手順やチェンソウの目立てなどのアドバイス。
 『王滝の森で初級間伐講座』開講となる。見通しの利いたきれいな森、秋の光の中に、なんともぜいたくな学校が生まれた。

 午前1時間余と昼食後しばらくの『講義』のあとは、 選木された細い木や曲がった木を抜いていく組と、高木のミズナラとカラマツの接触している周りを整備する組との2班に分かれ、3時まで作業。
 伐採木といえども20mを超える樹齢60年以上の樹。バッッザーッツと宙を切って倒れる音とチェンソウの響きが斜面いっぱいに広がった。
 全体ではどこが空いたか分からないのだが、「母樹」と呼んでいるミズナラとトチの巨木に近い緩斜面に100㎡程の「空き地=ギャップ」が誕生。もしかしたら、 未だ混んでいるところとは異なった植生の変化が、来春以降見られるかもしれない。
         
 先回と違って、作業後に「道具の手入れ」が、 王滝の村情報など聞きながら始まった。クマやイノシシ、山のいきものの話から、ワカサギの氷上釣りの出来る池など特別情報、冬の暮らし、互いの趣味や事情・・・・・、 いつまでも尽きない。小雨がぱらつき始める4時すぎまで話し込んでしまった。

 間伐については、あたりまえのことをちゃんとやっていかねばならぬことを、改めて教えられた。基本がきちんと分かってなかったことを思い知らされ、ありがたかった。 いい人々にめぐり合えているという喜びはなにものにも変えがたい。その場を提供してくれている自然、ラブリーアースのフィールド、『ラブリーの森』があって、 よかった。

 間伐後の処理は、玉切りまでで、切捨て状態。 来春は後片付けからはじめなければならない。
 そして、これまで参加した全員が気づいた「豊かな植生」は、『山菜の宝庫』である。食いしん坊な植物博士と共に、5月の連休後、出かけることにしようか。        (事務局 y)

「感想と期待」


 お疲れ様でした。
 ありがとうございました。

 何より、事故なく安全に終われたので良かったと思います。

  前回同様、気持ちの良い疲れと達成感を感じながら、帰路に着くことができました。

 ラブリーアースin王滝で、田中係長も含め、いろいろな思いを持った方々と共に活動をし、間伐をする人に留まらず、多方面から自然・環境について考えれるように、 いろいろな方法で自然と向き合っている方々との交流にも期待をしています。

 また、よろしくお願いします。     (Moto)




■■ 第2回王滝Day  2009.9.8 ■■

 9月8日、長野県王滝村の「ラブリーアースの森」で、初めての間伐を行いました。サポーター10名と王滝村の職員3名で、植栽木のカラマツ約20本を伐採しました。

   

        


 この森は将来、間伐後に芽生えてくるミズナラやトチなどの本来植生とカラマツの針広混交林になっていきます。



 水源の森はみんなの大切な財産です。木曽川上流のここに素晴ら
しい森があるということは不変です。王滝の人々とのお付き合いも強め
ていきたいと思います。

  下流域の人々に理解していただくことが大切です。
 美しい「ラブリーアースの森」に入って、1日山仕事。
 
 次回はぜひみなさんもご参加ください。


参加者の方々から感想が届きました。

 翌日届いたMumさんからのメールを紹介します

 昨日は、ありがとうございました。
森の中、というより、自分より背の高い木や草の合間をぬって歩いたことが、イバラウサギの Peter Rabbitになったみたいで、おもしろかったです。

 間伐前に、下草や低木を切った跡の道?で、森の巨大迷路なんて作ったら(間伐した丸太を道にして)、おもしろいですよね。試しに、今度、つくってくれますか?お手伝いします。

 王滝村の田中様はじめ職員の方々には、たいへんお世話になりました。初めてお会いした参加者の方にも、いろいろお話を伺うことができて、よかったです。

「木を切ること」の目的・・・は、・・・複雑?な感じです。本当は、もっと単純なのかも・・・複雑に考えているだけのような・・・なにやら・・・・・・?

 チェーンソウは、便利ですが、 危険そうなものと実感しました。どんどん伐っちゃうしね・・・

 間伐のお役にたてず、申し訳ありませんでした。心苦しい限りです。大したこともできません。運転もあまり遠くにはいけません。力もないのですが、 何かお役に立てることがあれば、お声かけ下さい。

 年輪の入った「玉切り」の材など「山のおみやげ」に、息子は大喜びです。皆さんに「ありがとうございました。」とお伝えください。



野次馬参加雑感

 ラブリーアースの森がどんな森なのか、興味津津で到着した所は傾斜地に身の丈程の低草木がびっしり生えて足を踏み入れるのに躊躇する程のカラマツ林。

 見るからに頼もしそうな間伐組は、 腕がなるなるとばかりに早くも活動を始めるも、我が野次馬組は借りたヘルメットに腰には鋸という出で立ちばかりは一丁前でも、へっぴり腰で、 カラマツに絡んだツルアジサイやノリウツギ等を手当たり次第に刈り取る事三十分程で汗びっしょり。(手当たり次第と言いましたが実は、私の好みでミズナラ、 トチ、サクラ、カエデ、タラノキは切るのを避けました。) お昼からは私を除き野次馬組は王滝村の田中係長さんの指導の下、チェーンソーで丸太切りという貴重な体験をさせてもらいました。

           

 足元見ればマルバフユイチゴの可愛らしい赤い実、顔を上げ見渡せば白い花穂を風に揺らせるサラシナショウマ・・・・。

 カラマツ林の中に堂々と立つ巨木のミズナラにも「ご挨拶」出来、タラ、フキ等がいっぱいある、春が楽しみなラブリーアースの森でした。
          (美)



矢作川流域の西三河から参加して下さったTさんの感想です

① 初めて現地(ラブリーアースの森)を見て下草植生の多さに驚きました。山菜や野草、木の知識のある人には大変魅力のある森だと思います。 (芽吹きの春も楽しみですね)

② カラマツの伐倒は心配したほど掛かり木の心配も無く楽しく出来ました。(これは以前に間伐、枝打ちなどが行われており、今回は枯損木だったことが良かった? 寒冷地の厳しさが少し分ったかな?)

③ 間伐材で腰掛、ベンチなどを作り森の中でおにぎりが食べれる様なら、もっと楽しいですね。

④ 王滝村の森林課の皆さんに感謝です。



間伐サポーターの一人、motoさんに感想を書いていただきました

 まず、一番の感想として、とてもすばらしい環境での作業であるということです。
 王滝村というのんびりとした素晴らしい村で、村の方々の全面的な協力を得ての作業はとても有意義な時間を過ごせたと思います。

 ラブリーアースの熱い思いと、 村の方々・参加者の温かい気持ちがとてもいい形で作業内容に現れていたと思います。
 私も作業させてもらっていて、とても気持ちよかったです。(いい汗、かいたな~・・・と言う感じです)
 方向性もしっかりとしていて、ブレルことなく、皆さんと一緒に作業ができたという感じです。

 間伐作業以外に、「見学」として参加した人たちの作業・目的などで、自然観察的なことがあれば、もっともっと、活動としての面白さが増すような気がしました。

 とても素晴らしい活動だと思いますので、より多くの人たちに参加してもらえたらいいのではないかと思います。

 お声を掛けていただき感謝しています。
 また、よろしくお願いします。



Hさんのブログから 「水源の森とチエンソー  9月8日(火)」

 名古屋市の水源のひとつでもある牧尾ダムの上流にある水源の森での唐松の間伐をしました。

太いものは直径40cm、樹高は20mくらいあり、 倒れ始めは音も無く、次第に回転速度を増し、遂には低木と草の生い茂る山肌に、ザー、バキバキ、ドーンとまるでうつぶせに倒れるかのようです。倒木となった唐松は 1mから2mくらいにチエーンソーで伐られ運び出しやすいよう、あるいは土にかえりやすいよう地面におきます。この切断作業を玉切りといいます。 直径15cmほどのものは年輪の目が詰んでいて、なかなか太くなれなかったようです。


今日は枯れた唐松が倒され、唐松のなきあとの空間には待ってましたとばかりに種が芽を出してくるという。近くにはミズナラが茂っており、おそらくミズナラが 芽吹くであろうとのこと。

 チエンソーは40年前程前に日本に入ってきて、国有林の伐採に使われた。振動の激しいこの機械によって林業労働者に「白蝋病」という蝋人形の手のように 白くなる職業病が発生した。
 このチエンソーが今度は間伐ボランティアの手にわたって森の再生に役立っている。

  王滝村役場前の大きくないマーケットに洋ナシやりんご、かぼちゃなど地の産品が安く売られていた。

御岳の山は夜になるといろいろな動物が出没するという。

 どこかの国に「水を飲むものは、井戸を掘った人に思いいたせ」というようなことばがあり、愛知・名古屋版で言うと、「水を飲むものは、その水源の森に思いを馳せ」 ということかな。



     作業前    作業後




ラブリーアースの森 間伐記

 9月8日、お誘いを受けて、御岳王滝村にあるラブリーアースの森へ、唐松林の間伐に出かけた。
 ウイークデイにもかかわらず、総勢10名もの方々がお集まりになったことがまず驚きだった。王滝村役場からは産業課の方々の先導で現地に到着したが、 名古屋を出発してから3時間近くが経過していた。ここまでかなり時間がかかるといったことが印象に残った。
 
ラブリーアースの森はダートの斜面から見渡すと、一帯は唐松の単層林だが下草は思いの外繁茂しており、人の進入を阻んでいる。5月初めの段階では下草は ほとんど無かったそうなので、かなりの繁殖ぶりだ。
スギやヒノキがびっしり植えられている林では日が差さず、下草もほとんど生えない。そのために降った雨が一気に土を流し、森が壊れる原因の一つになっている。 しかし、この森は下草がびっしりと生えているので、そうした心配はなさそうだ。逆に間伐のために森に分け入ることがかなり困難となっている。

取りあえず村職員の方が鎌で草や蔦類を刈り取って道らしきものを確保してくれた。

樹高が20メートルを超えているようなので かなり太い木もみられる。この唐松の森に立ち枯れしている木がかなり見られ、それを切り倒すことが本日の課題となる。
3・4人のグループに分かれそれぞれに職員の方が付いてくれた。立ち枯れとはいえ、中には樹径が30センチを超えるようなものもあり伐採にはかなり慎重さが 要求される。スギやヒノキの生木は粘りがあるのでかなり切り口を入れる必要があるが、唐松の立ち枯れは乾燥しているので、計算通りにはいかないこともあるとのことだった。
何とか無事に切り倒すと、立ち枯れとはいえ地響きをたてて倒れる様は壮観だ。それを1メートルほどに玉切りし、斜面を登って道まで運び上げるという作業がこれまた大変だった。

一人1本ずつ切り倒して道に運び上げた頃 ちょうど昼になった。有志で名古屋市民御岳休暇村まで出かけ、食堂で昼食をとった。
午後からは同じ作業に没頭する。やや太めの唐松に挑戦した。受け口がやや小さかったかとは思ったが、倒す方向に神経を集中していた。切り口を半ばまで入れたとき 突然チェンソーが動かなくなってしまった。職員の方の指摘で、木の重心が傾いていることに気がついた。その方向から切っていたので、木の重みでチェンソーが かまれて動かなくなってしまったのだ。幾人かがかりで何とかチェンソーをはずした上で、職員の方の指導の下で切り倒すことができた。
木を切る方向や足場の状態などには注意しても、木の傾きや方向などには全く注意していなかった。目先のことしか見ていなかったことを改めて思い知らされた。 立っている木の全体状況をしっかり把握することの大切さを教えてもらった

3時頃一日の予定を切り上げたが、そのころには精根尽き果てて急な斜面をあがれないほど疲れていた。自分の体力の限界を超えていたことにその時初めて気がついた。 これは改めて危険なことだとも思い知った。

 いったん解散した後、有志で休暇村の中にある 温泉「こもれびの湯」に出かけた。今までの疲れが一気に洗い流された思いで、ゆっくり浸かることができた。30年ほど前、王滝村にあった一軒宿「濁川温泉」に 出かけたことを思い出した。ランプの宿でなかなか情緒豊かな宿だったが、惜しいことにいつだったかの台風か何かで、川が氾濫して流されてしまった。 その温泉が鉄分を多く含んだ濁った湯だった。この地区の温泉はそれが共通しているのかも知れないと懐かしく当時のことを思い出した。

 今回の間伐体験は、自分の見識の狭さを教えられたり、30数年前の懐かしい出来事を思い出させてくれたりと、なかなか楽しい体験だった。
 皆さんに感謝である。        (INA)




■■ 
はじめての王滝Day 2009.5.31 ■■

 ラブリーアースの森の植生調査を北岡明彦さんの指導、王滝村役場の田中さん立会いで実施しました。 名古屋から、片道3時間。岐阜県揖斐や愛知県新城などの遠方からの方も合わせて8名の参加でした。

             
 雨。予想以上に草や木が生い茂っていて大変でしたが、ホトトギスの澄んだ鳴き声の響く新緑の中、楽しく「森の一日」を過ごしました。

    
 植栽木のカラマツの根元に、元々この地に生える樹木の、ミズナラ・トチノキ・カツラ・モトゲイタヤなどの幼木が元気に育っていました。 裏木曽地域固有という、 ウラジロアザミ・ハスノハイチゴ・カメバヒキオコシも確認できました。100㎡の中に64種。草木層は100%地表を覆い、 高・低木層を合わせると150%の被覆率、これが200%を超えると健全な森といえるそうです。あと10年くらいの内に、もう少し間伐すると良いという評価が出ました。

    
 ラブリーアースの森の将来は、《間伐を経て大木になったカラマツと本来植生のミズナラやトチノキなどが大きく枝を伸ばして混在する明るい森》です。 王滝村としても、同様の未来像を描いていることが話され、調査の結果と施業方針の一致が確認されました。

 以下、印象に残ったことをいくつか。
1)村が間伐を実施したのが、6年前。調査地に6歳のミズナラ。間伐の結果を証明。

2)タラノキ・コシアブラ・サルナシ・オオバギボウシ・ヤマウコギ・ワラビ・フキ・・・・キハダ・ホウノキ、食材や薬効のある植物がいっぱい。この面でも豊かな森。

3)森の中へ真っ先に飛び込み、ひとつひとつの種を次々と読みあげ、どんな質問にも丁寧に答えてくださった北岡さんに、参加者一同が感動と感謝でした。

4)雨で予定通りにはいかなかった反面、お昼休みには、いろいろな植物の話や生態・環境のこと、森林とのつきあいの心構えなど臨時講座を受けて、得した気分になれました。

5)王滝村の田中さんから「森を訪ねてくれる下流域の人たちとの付き合いを深めながら、長い将来に向かって一緒に水源を守っていきたい、と考えている」との話。
1haのラブリーの森から∞の未来へ。

    
     清滝新滝
 3時頃になって雨はあがり、若葉がキラキラ眩しいくらい。 御嶽山の残雪の裾野もチラリ。 深い森から流れ落ちる修験者の滝に立ち寄り、 自然林に囲まれた源泉掛け流しの温泉に浸かって反省会。

遠い遠い水源の村で、ゆっくりくつろいだりもした、貴重な王滝Dayとなりました。
そして、王滝村がまた少し近くなったのでした。
みなさま、ありがとうございました。        (F)

 






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