木 曽 城 山
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秋の休日。久しぶりの友人たちと木曽福島の町の北西にある児野山(標高1.281m)の山頂をめざしました。森歩きの先輩に、以前から勧められていた山です。
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川沿いの道にはカツラの大木が多く見られ、甘くいい香りがしました。
サワラ・トチ・モミ・ツガ・ヒノキ・スギ・クリ・カラマツなど、どれもみごとな大木に育っています。クリは見たことがない太さでした。サワラの木膚は美しい皮におおわれ、思わず見とれてしまいました。トチの下には大きな茶色の実がたくさん落ちていました。
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トチ(栃) |
木曽五木といわれるヒノキ・アスナロ・サワラ・クロベ・コウヤマキの全部を見ることができました。コウヤマキやゴヨウマツの幼木はかわいかったです。 |

コウヤマキ(高野槙) |
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ブナ(橅) |
稜線に出るとブナが見られました。残念ながら、この森一番のブナの大木はいのち尽きて倒れてしまっていました。
ホウノキ・ミズナラ・アカシデ・チドリノキ・ウスゲクロモジ・シロモジ・アブラチャン・ヤマコウバシ・カマツカ・オオカメノキ・リョウブ・・・などの樹木も多く、ふだんなかなか歩けない『針広混交の自然林』は楽しかったです。
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花は少ない時季でしたが、ヤマハギ・ツリフネソウ・フシグロセンノウ・セキヤノアキチョウジ・シロヨメナなど、秋の花はどれも趣がありました。 |
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山城の城址も残る歴史のある登山道、ふかふかの土が足にも
優しく、季節を変えて、また行ってみたい山行きになりました。
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