散 歩 道




安倍奥の山伏(やんぶし)~富士山は見えなかったけれど~

安倍川源流域を頂点に稜線がアーチ状に連なる山域は安倍奥と呼ばれています。その盟主、山伏(岳)は標高2013m、静岡県と山梨県の境にあり、富士山や南アルプスの展望が魅力の山です。
標高差1000m以上の本格的な登山コースのほかに、車を利用すれば最短では 1時間弱の歩行で頂上に至る「百畳峠」登山口などもあります。
今回は「牛首峠」登山口から山頂を目指す
駐車していきなり木の根をつかむ急登40分
(帰りの激下りは足場も悪くかなり大変だった)


落ち葉の中にブナの殻斗
黄葉・紅葉を残した木が少し

登りきると「牛首の頭(かしら)」
手前にリンドウが1輪
樹間に「小無間」の稜線が見えるもやがてガスに隠れてしまった


巨木や苔と倒木が目を引くなだらかな尾根
笹原は草丈も短く往年の迫力がない


頂上からの富士山の眺望を楽しみにしていたがガスで真っ白だった
南アルプス方面も上河内岳などが一瞬見えただけ



サルオガセ と 謎の植物

大群落は遠目には羊の群れのよう
帰りには、山頂から牛首の頭まで来た道とは違う尾根のやや東側を歩いてみました。
船窪状の草原に(仮に白コキアと呼んでみた)円形に細い葉を茂らせた謎の植物がたくさん生えていました。今後もどんどん勢力を伸ばしそうな勢いを感じます。何者?

山上からの眺望や盛りの紅葉にこそ恵まれませんでしたが、穏やかな小春日和の静かな山歩きができました。

<コースタイム>
牛首峠登山口 8:40 → 9:20 牛首の頭 → 9:55 猪(い)の段 → 10:35 百畳峠コース分岐 → 11:05 西日影沢コース分岐 → 11:15 山伏(岳)12:05 → 12:45 百畳峠分岐 → 13:15 猪の段 → 13:45 牛首の頭 → 14:10 牛首峠登山口
撮影日:2022.10.30
by Bee










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